フォト
2021年9月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

-天気予報コム-

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 本日の収穫! | トップページ | そらまめ 元気! »

2010年1月24日 (日)

考察! 炭素循環農法

Img_6526
菜園ででる 残さは炭素資材になりうるか?
Img_6550
最近 家庭菜園雑誌などで炭素循環農法なるものを見かける。
これは 知らないではすまされぬ
避けては通れぬ道と思いちょっと調べてみた。
調べてみると炭素循環斬りなるサイトもあり
なかなか興味深いものがありますが…

露地での栽培経験のない私は
我がプランター野菜栽培理論に照らし合わせて考察します!

炭素循環農法では慣行有機農法を(十人十色)だが腐敗型と呼び
こちらを発酵型と称しているが…
これは動物性畜糞 厩肥を使った農法を言っているのか?
剪定チップにきのこ菌の糸状菌で発酵させている廃菌床を混ぜ
畑に相当量を入れているのだから植物性由来の堆肥だと思うが
きのこの培地はおがこを米ぬかで固めているので
肥料と言っても過言ではないかもしれぬ…

そしてその炭素素材を土に鋤きこまず
表土の上で微生物に分解させ野菜の栄養を得る農法らしい

さて Hanna-papaの野菜栽培理論に…

Img_3625
わたしの菜園のPowerの象徴的 魅惑のペットボトル液肥だが
実はこの栄養も土の微生物が活性化していないと炸裂しないのだ。
野菜を育てはじめる当初から微生物の育成には
双璧として力を注いできた。

家庭菜園の趣味が高じて大学に入り直して
畑の科学を解き明かす 三井和子さん著の
有機畑の生態系―家庭菜園をはじめよう

『有機畑の生態系』に記されているが
微生物が活発に呼吸するには炭素は窒素の20倍必要なのだとか

Img_6523
我が菜園の堆肥培養タンク!
作物の残さや落ち葉 シイタケのホダ木の朽木など
中には無数の微生物とミミズ
炭素循環農法ではミミズは腐敗とされているが
私にとっては病原菌を無害化し団粒構造の土を作る菜園のスタッフ
Img_6520
きのこ菌の糸状菌が分解するホダ木や
夏場にコンクリートの照り返しを防ぐため
プランターの台座にしている材木
2シーズンも使うとミミズが入り込んで
分解するため堆肥タンクへImg_6521
これらは自分では熟成堆肥と呼んでいるが
炭素循環農法としてみれば 炭素素材だよな〜

限られた土の量で育成するプランター栽培では
自家製液肥で追肥を重ねていく訳だが…
微生物への心遣いも常に忘れない。
Img_4587
森の竹やぶの発酵菌の王様!
Img_4623
いわゆる ハンペンと称される土着菌
1グラムの土の中に10億個といわれる細菌も
森の中の土にはそのブレンドが多彩と信じる。
この森のちからも年に2〜3回 堆肥タンクに誘致!
Img_4718
原木シイタケを育てている恩恵で この糸状菌
Img_6502
日々 食卓にのぼる きのこ類のいしづき
ここにも きのこ菌が…
納豆やヨーグルトも食べ終わった容器のゆすぎ水も
けっして無駄にせず堆肥タンクへ

こうして日夜 育てている微生物はVA菌根菌と言うのだそうだ
菌根菌とは植物に共生関係にあるカビやキノコで
育成に必要な栄養を植物からもらうかわりに
菌糸を伸ばして窒素やリン酸を供給したり
抗生物質を生成して病原菌から守る役割をしているそうだ
(有機畑の生態系)参照

炭素循環農法では表土の上で炭素資材を重ねるが…

プランター栽培では この微生物たくさんの熟成堆肥を
土に混ぜてセットします。
約3ヶ月に一度 リセットをする土は
その都度 振るいにかけられ土の隅々まで酸素が行き渡り
嫌気性域ができにくく通水性が命のプランターでは
毎日の水やりでも酸素が行き渡るため
30cmの土の深さでも好気性の微生物が活躍できるのです。

わたしのような大規模ベランダ農夫はこんな感じですが…笑
ふつうのベランダガーデナーさんでしたら

Img_6510
食卓にのぼったキノコのいしづきに
軽く米ぬかを振り
米ぬかは野菜の栄養として考えてたくさん入れると
窒素過多になり思わぬアブラムシの標的になるので
ここではVA菌根菌のエサとして考え少量
Img_6515
枯れ葉や腐葉土と混ぜ
この時期ならすこし温度が暖かい暗いところで
2〜3週間培養してプランターの野菜の根元に置いてあげれば
高濃度炭素循環プランター野菜栽培ができますよー …笑

Img_6517

炭素循環農法では生の炭素素材も活用できるとある
今まで捨てていた茄子の太くて固い幹も使えるのか?
(11月の終わりまで収穫をつづけていた茄子)
まだ片付けていない…(舌)
プランターの表土に敷きつめるとその隙間に
生物の生息域が生まれ微生物の活性が活発になるのだー

炭素循環農法を勉強するにあたり
我がHanna-papa野菜栽培理論に裏付けと確信を得た!

今年もがんばりますぞ…薄笑!


« 本日の収穫! | トップページ | そらまめ 元気! »

考察!」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。
びっくりです。炭素循環農法。
私もここのところそればかりが頭に残っていました。
うちの屋上でも早速実践しています。
・・・稚拙な上に理論立てもしていませんが。
今回はパクリではありません
念のため

>切るビルさん
炭素循環農法…拝見しました!
わたしより早い記事でしたね〜
二酸化炭素を供給する作戦! なるほど〜笑

うっうっう・・・・

何だかHanna-papaもちゃありぃふぉとさんも
すごいです。
私は今年も感覚農業?!をしてしまいそうです。

Ritsukoさん
いろいろな○○農という枠にとらわれず
己の信ずる感覚農法が最適なのです!

自分で育てて自分が食べる野菜なのですから(笑)

Hanna-papaさんもチェック済でしたか。
ウチの畑は露地なのであまり深く考えずにどっかり炭素資材を入れて土壌改良しようと思っています。
やはり自然農系の栽培をするには、微生物との共生が必須のようですね。
それにしてもウチの畑はまだまだ土が良くないので、今年はロケットスタートで菌類を呼び込もうとしています。
・・・まあ、要は美味しくて安全な野菜が食べられればいいんですけどね。

ちゃありぃふぉとさん
炭素循環はちゃありぃふぉとさんに教えていただきました! それまで雑誌なのでは見かけていたのですが受け流しておりました…笑 考察研究してみるとなぁーんだ もうそれに近いことやってた…って感じです…笑

はじめまして、堆肥培養タンクが凄く良さそうなので私も真似して同じタンクを買いました。
でも,何を入れていいものやら・・
写真を見るとタンクの中は液体の様に見えるのですが,ミミズが居るってことは違うのかな?
う〜〜ン,中を覗いてみたい!
うちのは枯れ葉とか入れてパサパサしてる状態なので
もっと水分を入れた方が良いですか?
それとも時間が経ったら分解が進んで自然にしっとりなるのかな??

ゆるくまさん

コメントありがとうございます。
堆肥培養タンク わたしの場合 いろんなものを入れます。野菜の残さ・キノコの石づき・コーヒー粕・茶殻・発生が終わったシイタケのほだ木などなど
有機物は米ぬかをまぶして入れるとすぐに発酵します。水分が多いと発酵せずに腐ってしまうのでほんのりと湿っている程度! ミミズを入れるならば釣り具屋さんに売っているエサ用のシマミミズが最適! 他の種類のミミズはあまり仕事をしないそうです。
ヌカミソのヌカ床と同じで菌が熟成していないとなかなか発酵してくれないのでヨーグルトスプーン一杯か納豆をスプーン一杯を水に溶いて撒いてあげると発酵菌になります。
微生物とミミズが活性化すると落ち葉は半年で黒いフカフカの土に変わります。落ち葉はクヌギかコナラ・ケヤキの広葉樹の落葉が最適! もし手に入らなければ腐葉土を入れて熟成させても良い土になります…笑!

大変詳しい回答を頂きまして、ありがとうございます!

何となく見えて来たようです♪
ミミズも買うという手段も有ったんですねー。
(ミミズを採りにいくという手段も有るか・・)
「目からうろこです」
また解らない事が有ったら教えて下さいね

ありがとうございました!!

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 考察! 炭素循環農法:

« 本日の収穫! | トップページ | そらまめ 元気! »